家づくりと「音環境」
2025.05.28
皆さんは「音」が生活に与える影響について、普段どのくらい意識していますか?
新築でもリフォームでも、家づくりの過程では「採光」「断熱性能」などが重視されがちですが、実は「音」も大切な要素です。
- 夜になると外の車の音が気になる
- 子どもの足音が階下に響く
- 寝室で水回りの音が聞こえて落ち着かない
など、経験したことはありませんか? 音の問題は暮らしてみて初めて気づくことが多く、後からの対策が難しい場合もあります。ですが、QOLをあげるために静かで落ち着いた空間はとても大切です。
そこで今回は「音」について、設計時に考慮すべきポイントや、防音・吸音の工夫についてご紹介します。

■音には2種類ある?「空気音」と「固体音」
音には大きく分けて2種類あります。
- 空気音(空気伝播音):人の声、テレビの音、車の走行音など、空気を通して伝わる音
- 固体音(固体伝播音):床の上を歩く音、物を落とした音、配管を流れる水の音など、建物の構造を通じて伝わる音
これらの音をどのようにコントロールするかが、快適な音環境づくりのカギとなります。
■吸音材と遮音材
この「音」の対策には「吸音」と「遮音」という異なるアプローチがあります。
- 吸音:音を吸収して反射を抑える(グラスウール、ウレタンフォーム材が有効)
- 遮音:音を跳ね返して通さない(鉛シート、石膏ボードなどが有効)
生活音対策では「吸音」で音をやわらげて「遮音」で外へ漏らさないようにする、という考え方が基本となっています。
■ポイントは「間取り」「材質」「気密性」
吸音や遮音のポイントとなるのが、「間取り」「材質」「気密性」です。
たとえば、寝室の隣にトイレや浴室があると水の音が気になってしまうことがありますし、子ども部屋の真下にリビングがあると、足音が階下に響くかもしれません。近所への騒音が気になる場合もあります。
こうした問題を回避するために、音の出やすい部屋と静けさを求める部屋をなるべく分けたり、収納やクローゼットなどの「緩衝地帯」を設けたりするのが効果的です。
床材に遮音性能のあるフローリング材やクッション材を使ったり、天井裏に吸音材を入れたり二重床構造にしたりすることで、軽減することもできます。

気密性も音と大きな関係があります。
隙間があると、熱や風だけでなく音も通してしまいます。そのため、遮音性能が低い単板ガラスではなく、複層ガラスや防音ガラスなどを取り入れるのもおすすめです。
こうした意識的な構造で、生活音によるストレスは大幅に軽減できます。

音の感じ方は人それぞれですが、「静かに眠れる」「落ち着いて会話ができる」といった音環境は、家族の安心や心の余裕につながります。
- 防音ドアや防音ガラスに変更したい
- 壁の中に遮音材を追加するリフォームを考えている
- 間取りの見直しで生活音をどうにかしたい
- 水回りの音を軽減したい
などのほか、「音が気になるけど、どこに相談すればいいかわからない」という場合も、お気軽にご相談ください。

また、弊社では建売住宅も販売しております。
現在、5月30日(金)18:00~20:00にて夜の見学会の受付をおこなっております。
落ち着いた空間や照明の効果、音環境の確認なども含め、夜の暮らしのイメージを体感いただけます。

見学会は予約制となっております。ご希望の方は、下記の予約フォームまたはお電話・メールにてご連絡ください。
※時間外をご希望の場合も、お気軽にご相談ください。
📍【会場】
出雲市斐川町上庄原(詳細は下記Googleマップにてご確認いただけます)
https://maps.app.goo.gl/cxTijqYZT23LtF2E8
📞【ご予約・お問い合わせ】
ご予約専用フォーム:https://form.run/@h-nishikoori-biz-Ao4YFvz8QoLZGpb4MnpZ
電話:0853-25-9300
メール:info@tamitsu.co.jp
皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。
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