重陽の節句&占いの日
2025.09.09
本日9月9日は「重陽の節句(ちょうようのせっく)」と呼ばれる五節句のひとつです。
五節句とは、1月7日の「人日(七草)」、3月3日の「上巳(桃の節句)」、5月5日の「端午(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕」と並ぶ、古来からの節目の日。
なかでも9月9日は「陽の数である9が重なる」ことから特別視されていて、別名「菊の節句」とも呼ばれています。菊は長寿や邪気払いの象徴として古くから親しまれ、菊の花を飾ったり菊酒を飲んで長寿を願ったりしてきました🏵️

そして今日は、重陽の節句であると同時に「占いの日」でもあります。
「く(9)く(9)」=「救う」という語呂合わせに由来し、占いを通して人々の未来を整える日とされています。もともと節句や節目の日には占いや吉凶を占う習慣がありました。
季節の変わり目は体調や生活環境が変化しやすく、昔の人にとって「暮らしを見直すタイミング」でもあったのですね✨
■風水における家づくりの工夫
風水の考え方には「快適に暮らすための知恵」として参考になる部分もありますので、設計の話とともに一部ご紹介したいと思います。
1.玄関を明るく清潔に
玄関は、風水では「良い気の入口」とされています。
玄関が暗く狭いと住まい全体の印象が重くなりがちですので、設計上のおすすめは玄関に「採光窓」や「土間収納」を設けること。明るさと収納力を確保することで家の第一印象が格段に良くなり、暮らしもスッキリ整います。

2.朝日を取り入れる
生命力を高めるとされる朝日。設計上も「東向きの窓」は採光性を得やすいため、リビングや寝室に東向きの窓を設けることがオススメです。
また、風の通り道をつくる「通風計画」(換気)を考えることも重要です。以前の記事で換気について幾度かお伝えしていますので、そちらもぜひご覧ください😊

3.水回りの換気を大切に
水回りは生活に欠かせない場所ですが、湿気がこもるとカビや劣化の原因になってしまいます。
風水的にも「水が滞らない家」は良い気を呼び込むとされ、実際の住まいの快適さにも直結します。設計段階で「浴室・洗面・トイレの配置」や「換気の計画」をしっかり立てておくことで、家族の健康を守りつつ、建物自体の耐久性の向上につながります。

こうした工夫は、家づくりやリフォームでの「動線計画」「採光」「通風」と重なる部分が多く、お家の設計を考えたときにとても役立つ考え方です💡
■色彩計画を考える
また、風水では心理的な影響を与える「色」も大切にされています。
●白やベージュ系
清潔感や広がりを感じさせる色です。玄関やリビング、子供部屋などに適しています。

●緑系
健康や癒やしを象徴しており、観葉植物やアクセントクロスで取り入れると落ち着いた空間になります。寝室や水回りなどにオススメです。

●青系
冷静さや集中力を高めるとされ、リラックスしたい場所、書斎や趣味のお部屋などに向いています。

●赤やオレンジ系
活力や社交性を象徴し、食欲を刺激する色でもあるため食卓周りのアクセントカラーとして効果的です。ただし使いすぎると落ち着きに欠けてしまうため、小物など部分的に取り入れるのがポイントです。

設計においても「色彩計画(カラースキーム)」は重要な考え方となっています。自然光の入り方や床・壁材との調和を考えて選ぶことで、印象が大きく変わります。
風水的な意味合いを知り、心理学的な効果や実用性を兼ねて配色を考えると、より良い居心地の良い住まいになると思います。…とはいえ、もちろん無理に好みを変える必要はありませんので、参考程度にご覧ください😊
重陽の節句は「健康と長寿を願う日」、占いの日は「未来を見直す日」。どちらも、暮らしや住まいを考える良いきっかけになります。節目の季節に、ぜひご家族で暮らしについて、改めて話し合ってみてはいかがでしょうか。
当社では、新築・リフォーム・リノベーションを問わず、お客様の夢や希望、暮らし方に合わせた住まいづくりを実現に向けて一緒に考えてまいります。いつでもお気軽にご相談ください🏠
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