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屋内の階段設計②

屋内の階段設計②

2024.03.22


二階建てや三階建てのマイホームやリフォームを考えるうえで重要なのが、階段の設計です。設置する場所、機能性を含めてデザインする必要があり、種類によってそれぞれメリット・デメリットがあります。

 

前回の投稿では階段の主な種類とその特徴、メリットやデメリットについてご説明をしました(こちらをご参考ください)。今回は階段の素材や構造、手すりについてお話をしたいと思います。

 

 

 

 

・木製の階段

加工が容易、比較的安価、木の触り心地などの面から広く採用されています。温かみのある自然な風合いが魅力で、さまざまな木材(オーク、メープル、マホガニーなど)から選ぶことでフローリングや壁と色を合わせた全体的な空間の調和にも向いています。

  

  

 

 

・金属の階段

スチールやアルミニウムなどの金属で作った階段です。金属製の階段はモダンで洗練された印象となります。他の材質同士と組み合わせることもでき、デザイン性に優れているため「魅せる階段」としてお家を演出することが可能です。また、耐久性が高く、メンテナンスも容易です。

 

  

 

 

・その他の階段

お家のデザインや材質にあわせて、ガラス製、コンクリート製の階段などを採用するケースもあります。ガラスは採光性に優れている、コンクリートは防火性や防音性に優れているなどの特徴があります。

 

  

 

 

・ボックス階段

階段の両側面が壁に接していて、主に壁の中の構造材で階段を支えている階段です。省スペースで設置でき、もともと日本家屋で古くから用いられてきた構造です。安全で安定感もありますが、狭さを感じられる、埃が溜まりやすい、採光性が悪いなどデメリットもあります。

 

  

 

 

・スケルトン階段(ストリップ階段)

骨組みと踏板で作られた階段の構造が露出したデザインの階段です。オープン階段、スリット階段、ストリップ階段、シースルー階段などとも呼ばれています。金属やガラス、木材などさまざまな素材で作ることが可能です。透明感や開放感があり、採光性も高く、モダンでスタイリッシュな空間の演出に適しています。

 

  

 

それぞれメリット、デメリットがあるため「階段の下1/3はスケルトン階段に、残りをボックス階段に」…など、組み合わせる構造も人気です。

 

 

  

 

 

階段の手すりはデザイン面から不要と考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、2000年の建築基準法改正によって手すりの設置が義務付けられているのでご注意ください(階段の高さが1mを超える場合のみ)。

もしも現在お住まいのお家の築年数が24年を超えている場合は、ぜひ手すりの設置をご検討ください。

 

 

 

 

階段のデザインは、お家全体のデザインやコンセプトに合わせて選ぶことが重要です。機能性はもちろん、空間全体の印象を考えながら選ぶと、より魅力的な空間を演出することができます。

 

もちろん弊社ではお客様のご希望やライフスタイル、ご予算に応じてさまざまなご提案をおこなっております。マイホームを建てる際やリフォームをお考えの際はぜひご相談ください。

今回もお読みいただき有難うございました。

 

 

 


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