2026.1
松江のビルに、旅の止まり木が完成しました。
二階へと続く階段を上がると、そこには町の賑わいを忘れさせる静かな空間が広がっています。一室あたり最大四名様までご宿泊いただける、全三室のゆとりある設計が特徴です。
こだわったのは、旅先での「日常」をいかに美しく、機能的に仕立てるか。壁面を彩るクロスには、光を柔らかく拡散させる落ち着いたトーンを採用し、間接照明でリラックスする空間に。外から戻った瞬間に緊張が解けるような、穏やかな雰囲気を演出しました。
家族や気心の知れた友人たちが一堂に会しても、窮屈さを感じさせない開放的なレイアウト。清潔感あふれるモダンなシャワールームや、長期滞在にも嬉しい生活設備を整えました。
窓の外に広がる松江の日常と、室内に流れるゆったりとした時間。
施主様と一緒に造り上げたこの場所は、旅人の心に寄り添う上質な宿泊空間へと生まれ変わりました。
石畳の街並みに提灯が灯る、風情豊かな港町に佇む宿の外観。
一歩足を踏み入れると、重厚な梁が支える伝統建築の美しさが広がります。
年月を重ねた土壁に、モダンな照明を組み合わせ、幻想的な客室空間を演出しました。
畳の香りに包まれる寝室は、格子窓越しにゆったりとした時間を感じられる設えです。秘密基地のようなロフトへと続く梯子が、旅の高揚感をさらに引き立てます。
浴室は石張りのユニットバスとし、浴槽縁には檜を使用しました。耐久性と意匠性を兼ね備えた素材選定により、伝統的な空間に現代的な快適性を加えています。
日常を忘れ、時を忘れる。贅沢な滞在を叶える特別な一室となりました。