2025.12
StA | St Architecture様とコラボレーションさせていただいた物件です。
昭和時代に和菓子店の工房だった跡地を、現代的なラーメン店へと再生させました。
既存の建物の趣を尊重しつつ、大きな木枠のガラス扉を設けることで、開放感のある外観に。夜になると、店内の温かいオレンジ色の光がガラス扉から漏れ出し、まるで街の灯のように、家路を急ぐ人々を優しく招き入れます。
建物が持つ力強い構造美(天井を走る梁や木の壁面)を活かしつつ、タイルやモルタルといった異素材を組み合わせることで、洗練された印象もプラス。
また、デザインの核となるのは、空間全体を繋ぐ鮮やかなオレンジ色のアクセントです。カウンターの積層断面や家具、印象的な階段、厨房タイルの目地に至るまで、随所に散りばめられたこの色が、木の温もりと調和し、空間に静かな情熱と遊び心を添えています。
街の歴史を尊重しつつも、新しい挑戦を続けるお施主様の情熱そのものを象徴した、唯一無二の空間へと生まれ変わりました。
【写真】スタジオ・フェイス 古川誠
中村勝己建築設計事務所様とコラボレーションさせていただいた物件です。
島根県出雲市、日御碕灯台を望むこの場所で、既存建物の骨組みを活かしながら現代的な感性で蘇らせる大規模なリノベーションを施工しました。
外装には素材感の際立つ木毛セメント板を採用し、水平ラインを強調したシャープな庇と、等間隔に配置された柱が織りなす整然としたテラス空間を形にしています。特にこだわったのは、木毛セメント板の独特なテクスチャを活かしつつ、既存の構造体を尊重しながら空間を美しく整理する納まりです。
1階では、力強い円柱をアクセントとした開放的なホールを構築し、2階には灯台を借景として取り込むための腰壁付きのテラスを設え、外部との繋がりを丁寧に創出しました。
内装においては、針葉樹合板を用いた武骨ながらも温かみのある造作カウンターなど素材の対比を活かした空間づくりを徹底しています。
現場での精密な施工により、既存の躯体が持つ力強さと現代的な意匠を融合させ、地域の歴史と未来をつなぐ拠点として高い精度で具現化しました。
アウディ山陰のプレミアムな価値を支える、機能美を追求した専用タイヤストレージ
アウディ山陰様のサービス品質を支える専用タイヤ保管庫として、使いやすさと丈夫さを両立させた空間に仕上げました。
外装にはアウディの洗練されたブランドイメージに呼応する、シャープなガルバリウム鋼板を採用し、無駄のないミニマルな外観を具現化しています。
内部構造においては、重量のあるタイヤセットを効率よく、かつ安全に保管するため、大スパンを飛ばせる鉄骨トラス梁を精密に組み上げ、柱に遮られない自由度の高い作業動線を確保しました。特に、タイヤの劣化を防ぐための換気計画や、繊細なホイールを傷つけないよう配慮して製作した木製造作ラックの納まりには、施工者として細心の注意を払っています。
強固な土間コンクリートから緻密な鉄骨の接合部に至るまで、アウディオーナー様の大切な足元をお預かりする場所に相応しい、妥協のない品質を現場の技術で具現化しました。
既存のフローリングを利用し、グレー基調のシックな内装でありながら木の床と手作りの木製テーブルで温かみを出しました。